私は美しい この麗しき肉体もなまめかしき指先までも (さらに…)…
詳細を見る
女よ、夢幻であってくれるな 白くうかんだその胸に 埋め込まれたナイフのように慎ましやかで (さらに…)…
詳細を見る
胸に抱かれ、鼓動を聴いて新しい夜が明ける 一つのこと、思い描いて (さらに…)…
詳細を見る
あやしく泣いた君の横顔 涙しない僕の全てが、ひどく口惜しく肩ほどの背丈しかない君 (さらに…)…
詳細を見る
僕が見ていた黒い瞳 冷たく閉じて光を遮る いつか感じたやわらかな唇 (さらに…)…
詳細を見る
夜が泣いていた朝霧に紛れ、総てが変わってゆくと 月が泣いていた (さらに…)…
詳細を見る
いつからか 感じていた音 圧倒的な至福の響き どこからか 聞こえてくる音 (さらに…)…
詳細を見る
さよなら、やさしい人動き出した歯車が時を刻むようにもう、いかなければならない (さらに…)…
詳細を見る
静かな闇 消え逝く橙色の帯一人、風を感じ僕はたたずむ 冷ややかな空気 湿っている気流 (さらに…)…
詳細を見る
醜怪なるか 人の恋自己満足を求めつつ 相手の機嫌を取りたがる感情ださぬを悪となし (さらに…)…
詳細を見る
私の、願いを聞いてくれるかはい、なんでしょうか私が目を閉じるまで、おまえの顔を見させてくれ (さらに…)…
詳細を見る
あなたは、はかなすぎるね。終わってしまえば、いつだって夢なのだ。信じるに値しない。 あなたには、寛容なんてありえない。 (さらに…)…
詳細を見る
永久の眠りについた顔は、いつまでも微笑んでいた何も怖くないだろう? 既に消えているのならいつかは散り逝くものだから、とても奇麗なこの時に (さらに…)…
詳細を見る
ある自殺の現場で遺書と思われる手紙が発見された。死因は、手首を切断寸前まで切ってあるところから、見るからに出血多量、遺書の方にも血が付いているところを見ると、書いている途中で切ったようだ。 (さらに…)…
詳細を見る
人間の死というのもは、本当に突然やって来るものだ。私は今、それを悟った。どんなに偉い人間だろうが、関係ないのだ。人はたまに、『日頃の行いが良いから』と口にするが、そんなものは。たまたま運の良かった奴らのくだらない謙遜に過ぎない。 (さらに…
詳細を見る
僕の手にあるこのナイフは、何が切れるのだろう。 手首の皮膚一枚切れないのだ。刃の部分を手首にあてがうところまではできるのだが、どうしても引くことができない。 (さらに…)…
詳細を見る