Parade Paranoia | 本崎 遥
どの面下げて人前に、偽り続ける怠惰な人よ
見せたくないのは表か裏か、次なる嘘で解るでしょう
恋人さえも偽って、厭になるのは自身だけ
嘘で固めた人生ならば、突き通すのが優しさだ
ああ、時既に遅し
全ては憂鬱なままに
さあ、今人生は天機
恐らく混沌は続く
勇気を見せて人前に、脅えて笑う無情の人よ
隠し続けた裏なる顔を、赤裸々に表現す
恋人さえも困り果て、泣き言だけを並べだし
「嘘をつくならもっと上手に…」涙を抑え呟いた
ああ、唯混乱の日々
今より夢すら偽れば
さあ、人恋するばかり
君から聴くは全て嘘
我が身よ、踊り狂え
この手のひらの上で、我が手のひらで
いつの世も、風に吹かれ
涙を知るまで、朽ち果てるまで
この偽善に埋もれた美学、偽りの芸術に
君、永遠を想えば
今、何処までも現
唯、夢見のうちに
人、恋するばかり