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夢現 | 天羽 均

あやしく泣いた君の横顔
 涙しない僕の全てが、ひどく口惜しく
肩ほどの背丈しかない君
 抱き締めた僕の腕が、とても力無くて

忘れないで、たとえ離れてしまっても
待っていておくれ、いつか僕らは結ばれる

声が震え、僕への詞が蝶となる
 一言半句、戸惑って
瞳が濡れ、溢れる雫が華となる
 光が照らし、輝きを増す

泣かないでお願いだから、そっと微笑んで

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